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2021/05/21 ライフプラン
老後をひとりで生きていくとすれば、最期まで看取ってくれる施設に入りたい。3食と介護付きで安心して暮らすには、いくら必要か。
「人生100年時代、質素倹約に努めて老後に備えましょう!」と言われても、そう簡単にできるものではありません。
この先、何歳まで生きるのか、お金はいくらかかるのか、病気や要介護になったらどうするか……。
よくわからないことが多すぎて、老後の備えを先送りしてしまいがちです。
筆者はファイナンシャルプランナーとして、お客様のライフプランについてアドバイスをしていますが、
自分自身の老後にはどう備えるべきか、と考えると正直、悩みは尽きません。
しかし、いろいろ悩んでいても、結論は「老後のためのお金の準備は早くから始めるべき」で間違いなさそうです。
筆者のお客様の中には、「ひとりで生きる」ことを前提に老後のライフプランを描いている独身女性もいらっしゃいます。
そうした方は自分ひとりのお金だけで老後資金を準備しなければなりませんが、
どのように先行きのお金を見積もり、どう計画を立てていけばよいのでしょうか。
今回は、その方法をご紹介します。
【目次】
🔲年収800万円の50代独身女性が抱く老後不安
🔲リーズナブルな「介護付き施設」も少なくない
🔲「ひとりで生きる」計画は「男おひとりさま」も有効
🔲年収800万円の50代独身女性が抱く老後不安
今年57歳のAさんは、30年以上同じ会社に勤めるベテラン女性。
年収は800万円、賃貸マンションでひとり暮らしです。
長年、貯蓄にも励んで、会社の財形で800万円、銀行の定期預金に1200万円、合計2000万円あります。
ご相談の内容は、2022年からiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入資格が65歳まで延びることを知り、
「加入を検討したい」とのこと。iDeCoの金融機関はどこがいいか、運用商品はどう選べばいいのかなど、
Aさんはしっかり勉強していました。
でも、「老後のためにいくら貯めたらいいのか、全然わからなくて不安」というのです。
いざそうなったときに、日々の暮らしはどうなるのか。これはなかなかイメージできないものです。
そこで筆者は、身近なサンプルを示そうと、「Aさんのご両親はどうなさっていますか」と聞きました。
聞けば、Aさんのお父さんは5年前、84歳で他界されたということでした。
足が悪く、お母さんが世話をしていたそうですが、最後の1年くらいは持病のケアもあり、
特別養護老人ホームに入居していたそうです。
一方、現在80歳のお母さんは地方都市の介護付き有料老人ホームで暮らしています。
コロナ禍で面会ができない時期には寂しさはあったものの、Aさんは「施設の存在が非常に心強かった」と言います。
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【参考元:東洋経済ONLINE】
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